預かりボランティアについて
ハービーを一度保護団体へお返しして、預かりボランティアを休憩すると決めた
4月末頃にハービーの状態が急に変化して、メインでお世話していた妻の身体が持たなくなってしまい、「僕が」ボランティアの停止を決断した
妻も僕も、ハービーのことが大好きである
しかし、ハービーの状態が急変し、妻のパニック障害も悪化してきて、家の中がおかしくなっていった
ハービーの変化
ある朝、ケージに寝かせているハービーをいつものように出してあげると、ハーハーと苦しそうな息をしながら部屋をグルグルと回り、ご飯も受け付けず、水すら飲まなくなってしまった
(病院に連れていくまでの混乱は記憶も曖昧なので割愛)
病院に連れて行くと「認知症」だと言われた
獣医からは、病院指定のフードではなく、食べられるものならチュールでもなんでも食べさせてあげて良いと言われたので、色んなフードを買い込んで食べさせるようにした
ハービーはチュールをよく食べた
チュールがこんなにもありがたい商品だとはじめて知った
変化の起きた日から、ハービーは昼も夜も寝たり起きたりを繰り返して、オシッコしたトイレシートの上で寝てしまったり、聞いたことのない声を上げてうなされるように飛び起きたりしていた
その状態が続いていたので、妻は一日中ずっと緊張して過ごし、夜もきちんと眠れなくなっていった
「ここで自分が潰れてしまったら本当に終わりだ」と感じ、僕は意地でも夜は寝ることを決めた
でも、この気の緩まらない生活を長く続けるのは困難だった
僕は保護団体に相談して、6月5日にハービーを団体へ戻して預かりボランティアを停止した
ハービーにも妻にも本当につらい思いをさせてしまった
ただただ無力である
自分に絶望しかない
変わるしかない
ハービーがどんな状態になっても、妻が無理をしなくても、受け止められるくらいに、僕が変わらないといけない
以下にハービーを預かっていた直前の状況(6月5日時点)を残す
どのように過ごしていたか、
もしまた預かれることができるなら、
どうやって過ごすほうがいいのか、
考えられるように
ハービーについての記録を残す
ハービーはとても優しくて、大人しくて、人のことが大好きな性格です。
おじいちゃんなので、部屋中を自由に歩いて、自由に寝転んで、ゆったりした1日を過ごしています。
大きな声でたくさん吠えたり、何かイタズラで壊したり、噛みつくことは全くありません。
(寝てて怖い夢を見るのか、足がしびれるのか、鳴き声を上げて跳び起きることは1日に数回あります)
人になでられることや、抱っこされることも好きだったけど、最近は1人の静かな時間を大切にしているように見えます。
私たちに、時間や体力や経済的にもっと余裕があれば、もっと、ずっと、一緒に過ごしたかったと思えるとってもとっても可愛い子です。
【僕たちの大まかな1日の過ごし方】
①朝は7:00〜7:30頃にトイレのため外に連れて行きます(5分〜10分程)。
②7:30〜7:50に朝ごはんを食べさせています。
③8:00頃にインスリンを注射します。
④水だけでは飲まないので、1日に5〜6回くらいに分けて、お水にちゅーるを少量混ぜて飲ませています。吐き戻し予防として1回のお水の量を20ccにして、数回に分けて飲ませています。
⑤17:30〜19:00の間にトイレとお散歩のため、外に連れて行きます(30分〜60分程)。
⑥夜ご飯は19:00〜20:00に食べさせています。
⑦20:00頃にインスリンを注射します。
⑧22:30〜23:30頃にケージに入れて、眠ってもらっています。
※インスリン注射は1日2回です(朝夜の食後)。インスリン量は朝1.25メモリ、夜1.0メモリですが、ご飯を食べた量によってインスリン量を微調整しています。
※皮膚が弱く乾燥するため、かゆみ止めを飲んでいました。
気管虚脱があり咳がひどかったので咳止めを服用しています。体調が急変した後は食事を摂ることを最優先として、獣医の判断で全ての薬がストップされました。インスリン注射が継続されているのみです。
※作ったご飯の量と実際に食べた量を日々記録しています。
※ご飯は、獣医指定のフード(ドライ&ウェット)のみでは食べません。指定のドライフードはそのままの大きさだと食べないため、粒を細かく砕いて、指定のウェットフード、お水、市販のフードを混ぜて、できる限りペースト状にして食べさせています。
※市販のフードについては食欲が戻るまでは与えてOKと獣医から言われています。食欲次第では獣医と相談が必要だと思います。
※市販のフードも、日によって、種類によって、食べたり食べなかったりムラがあります。色々な種類を購入して、試しながら食べさせています。
※認知症の様子が出てからは、おしっこを家の中のあちこちでするため、部屋では常にオムツをつけています(オムツは日本のSサイズ、USのSSサイズ)。
※うんちは部屋ではしないため、外に連れて行く必要があります。
※認知症の進行を予防するため、獣医より午前中に日光を浴びることを推奨されているため、朝に外へ連れて行きます。
※家の中では良く歩くので、障害物に頭をぶつけないように常に様子を見守っています。
※外での散歩は、日によって距離は変動しますが、散歩は好きでゆっくり歩きます。
ハービー待っててくれ!
荒れていた生活環境や、妻と一緒にあっちこっち病院に行ったりバタバタしていたら、ハービーが離れて1ヶ月以上過ぎてしまったよ
時間がかかってすまない
無力から脱却するために、変わるから、待っててくれ!