妻LIFE

【妻の料理】今回は具体的に完成品をリクエストしてみた、何様のつもりだ?と後から思った

 

僕:「サツマイモとゴマのパウンドケーキを作ってください」

 

30歳をゆうに超えた髭の濃い、

 

いや髭のみならず、全身毛深いくせに、

 

ひどく痩せ型で筋肉もない、

 

摂取する栄養は

 

みな体毛の発育へと奪われているのではないかと

 

疑問すら湧く田舎者凡人男性が、妻にお菓子を作ってくれとお願いする

 

サツマイモとゴマのパウンドケーキをリクエストする

 

自分のことながら、文章にしてみるとなかなかのキツさが溢れる

 

パウンドケーキだ?

お菓子について何も分からないくせに、覚えたてのカタカナを、さも慣れた様に使って

しかもプレーンじゃなくて、サツマイモとゴマのプラスαまで御所望とは、

どこのブリティッシュベイクオフ気取りだ?

黙って黒糖、いや、加工されてもないさとうきびでも舐めてろ

 

と、までは思わなくとも

「なにスイーツおねだりしてるんだ・・・」

とは思える

 

しかも妻によると、パウンドケーキはマフィンよりも難しいらしい

 

バターの扱いが肝心かつコントロールに苦しむそう

 

溶け過ぎても、冷たく固まり過ぎてもダメ

 

電子レンジで温めるときも、見張っていなければならないという

 

ここ南国沖縄には不向き過ぎる

 

常に暑いから、大体のものはすぐ溶ける

 

かと言ってエアコンを付けると、溶けて欲しいものも溶けない

 

気を抜くとすぐ腐ったり、カビたり、虫が来たりする

 

沖縄には繊細な料理が向かない

 

ざざーっと焼くか、ドバーッ揚げるか

 

大雑把な調理法が主流なのも納得である

 

ちんすこうとサータアンダギーが、全てを物語っている

 

そんな環境で、僕は妻にパウンドケーキを願うのだ

 

「サツマイモとゴマのパウンドケーキ食べたい」

 

いやな夫だと、ここに書いてると気が付く

(その場だと平気で無理難題を言う)

 

でも妻は作ってくれた

嫌な顔せず「リクエストされるの嬉しい!!」と言ってくれるのである

 

お菓子作りが趣味というかライフワークになっているので、僕は椅子に座っていれば、色んなお菓子が出てきてくれる(いつもコーヒー付き)

 

 

このケーキは、できたても冷蔵庫で冷やしても美味しい

サツマイモがゴロゴロとたくさん入っていて、ゴマも惜しみなく混ぜ込まれている

生地は表面がサクサクとして中身はフワッとやわらかい

ゴマの香りとサツマイモの甘みと食感が生地に混ざって

食べてて満足感がすごいのだ

けっこうお腹いっぱいになるのに、また食べたくなる

 

好きなものを好きなだけ入れられる"手作り"だから

成せる仕上がりなのかもしれない

 

 

妻よ、いつも本当にありがとう〜!!

またお願いします!!

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