妻がカレーとナンの作り方を習ったそうで、さっそく作ってくれた
なにか分からないが新しいカレーが食べられるぞー!楽しみー!
と思う一方で、カレーより「ナン」のインパクトに意識が持っていかれる
ナンを習う?
ってどういうことだ?
自分でナンを焼いて、食卓に出す
そんなことができるのか?
僕のなかでの「ナン」を焼くイメージとしては、
ヒゲの生えた強面のインド系おじさんが、ピザっぽい生地をざっくり三角形に広げて、荒々しく窯の壁面にビターンと張り付けて、こんがり焼き上げる平たいパン
インドの主食かと思いきや現地では高級品扱いで、普段食べるのはチャパティという似てる別のものだと聞いたことがある
日本のインドカレー屋さんは、ネパール人がほとんどだと聞いたこともある
急に雑学に思いを馳せる
<イメージするカレーとナン、これはイメージです>
インドか
行けば人生が変わると聞くインド
魅惑の国インド
数学がすごいらしいインド
IT人材の国インド
身分制度が強いと聞くインド
毎日カレーばっかり食べるらしいインド
旅行で行くと100%お腹を壊すと噂のインド
クリケットが盛んなインド
人が異常に多い国インド
人生で一度は行ってみたいなぁ
ナンを飛び越えてインドが気になってきた
脱線はさておき、まずはカレーから作ってくれた!
見た目はサラサラのスープのようなカレー
赤っぽい色味はトマトが使われているためで全然辛くなくて、複雑なスパイスの風味と酸味が合わさって、夏の減退する食欲に寄り添ってくれる優しい感じ
辛いのが苦手な僕にちょうど良くて、市販のカレールーを使用していないからルー独特の粉っぽいとろみが出てなくて美味しかった
(市販のカレールーも全然嫌いではないが)
後日、ナンも作ってくれた
生地を練って、発酵させて、フライパンで焼いて、出てきた(全て妻がひとりでやっている、僕は座っている)
すごい、見た目は完全にナンだ
厚みや形の差はあれど、ナンだった
手で千切ってみた裂ける感覚も、ナン
食べても本当に、ナン
日本のインドカレー店とかで食べた
あのナンと何も遜色ない
本当に美味しいナンが出てきた
すごい、すごいぞ妻よ!
家庭料理でナンが出てくるなんて、
(うわー、こんなダジャレのようなこと言いたくない)
本当にありがとう!
一瞬で食べ切ってしまった(そして妻の分も少しもらった、ひどい夫だ)
カレー&ナンという、インドカレー店も商売あがったりな家庭料理を堪能した次の日くらいにまたナンを作ってくれた!
そしてチーズ入ってた
すごいぞー!チーズだ!チーズ!何かしらの祭り気分だ!
なんて罪な組み合わせなんだ!
これが世に言う「悪魔的な美味さ」か!
こればやばい、語彙とか無い、やばい!
当時を思い出すとこのくらいの勢いでテンション上がった
お店でしか食べられないものだと思っていたナンが、チーズ入りで出てくるなんて
もうダジャレみたいなのも気にせず言っちゃうわ
いやー、ナンてこった
ナンて日だ
もう食欲が止まらないナンて
毎日これでいいナンて言ってみたり
嗚呼、カレーもナンも美味しかった
また作ってほしいのだが、
カレーにもナンにもだいぶ労力が費やされているので、
気軽にお願いしづらいのがナン点だ
(悲しいくらい僕もしっかりオジサンだ)
このレシピとか詳しいことは分からないけど、妻はオンラインの料理教室で習ったらしい
料理教室で習ったことを実践してる人がいるなんて驚きだし、それが自分の妻なのも衝撃である(料理教室って、教室で一度作って満足してしまうと思っている)
習ったら実践する妻のそんな部分を尊敬している
あと、もしかすると「オンライン」という形式が妻には合っているのかもしれない
実際に現地に行くとなると、周囲に異常なほど気をつかう妻の場合は
「料理教室」に参加するために料理の練習をしたり、
料理教室に行くための服装をあれこれ考えて用意したり、
沖縄は車社会なので道順や交通状況なども考えないといけないし、
参加したら参加したで他の人に遠慮して自分よりも他の人を優先して質問できなかったり、
十分に満足できない時間を過ごしてしまったり・・・・
妻がパニック状態に陥る未来が容易に想像できて、
急に「オンライン授業」というシステムに感謝の意すら生まれてくる
ある程度の金額がするようだが、妻は楽しみができて、僕は美味しい料理が食べられるので全然良いと思っている
最近、親知らずを抜いて顔が腫れて痛くて苦しんでいるので、もう少し経ってからお願いするようにしよう