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【読書】さくらももこ氏を師と仰がずにいられない

さくらももこの本を読む

 

さくらもも氏の本をはじめて読んだ

こんなに面白いとは思わなかった

 

ちびまる子ちゃんやコジコジが好きなのでアニメを観ることはあった

でも本はいままで一度も読んだことがなかった

さくらももこを手にした理由

実はハービーの可愛さや、

妻がせっかく作るお菓子などを、

文章で表現する力が今の自分に無いと感じていて

どうしたものかと考えていた

 

僕:「うーん、文章が書けない」

僕:「なんとかしなければ・・・そうだ!文章のお手本となる何かを探そう」

僕:「書きたいのは論文ではなく、エッセイに近い気がする!エッセイを読もう」

 

早速ネットで「エッセイ 面白い」とかで検索して、

たどり着いたのが「さくらももこ」だった

図書館へ行く

地域の図書館に行ってみると、

さくらももこの本がいくつかあったので、あるだけ借りてみた

 

読んでみると、めちゃくちゃ笑える

 

文字だけでこんなに笑えるなんて、すごい

 

まだ1冊しか読んでないのに、僕はすでにこの人に憧れている

 

さくらももこの本は全部ほしい

 

この人に弟子入りしたい

 

師と仰ぎたい

 

アニメも良いけど、書籍がやばい

 

性格が絶妙に歪んでて逆に好き

 

妻に「さくらももこってこんな面白くて変な人なんだね!」と驚きを伝えると

 

妻:「だって、コジコジの作者だよ」

 

僕:「たしかに」

 

妙に納得できた

 

コジコジは間違いなくぶっ飛んでる

全く下品なストーリーじゃないのに、

子どもにはあまり積極的に見せたくない気がする

あのコジコジの作者だった

1冊目は、焼きそばうえだ

はじめに読んだのは「焼きそばうえだ」

 

読む前はタイトルから想像するに

やきそばにまつわるアットホームな

心温まるヒューマンドラマエッセイが

綴られてるのかと思っていた

 

 

全然違った

 

 

飲み会のノリだけで、

著者と友人たちが焼きそば屋をインドネシアのバリに出店しよう!と

わいわいドタバタ奔走する話

 

登場人物たちの行動力に感心するような、

ただの悪ノリを聞かさせれいるような話

 

全員が良い感じにクレイジーで、

でも全員から知性が見え隠れして、

みんなアホなのか賢いのかよく分からなくなる

面白友情ノンフィクションである

 

さくらももこ氏が少し嫌なヤツなのも笑える

友だちのことも、インドネシアのことも結構ボロクソ言う

 

これまで勝手に可愛らしい人物をイメージしていたが、

可愛さなんてほぼ無く、むしろ毒があって親近感がわく

 

そして登場するさくらももこの友人たちからも、

それぞれのちょっと嫌な部分が出たり、

リアルな人間性が描かれ、

誰とも会ったことは無いのに、

自分の友だちの笑える思い出話を聞いているような感覚になる

 

200ページくらいある本の中身が、

ずっとやきそば屋の話

 

そんな本いままで読んだこと無かった

くだらないと言えばくだらない

でも最初から最後まで面白い

2時間くらいで笑いながら一気に読めるけど、

何か自分のためになっている気はしない

 

なんだろうか、この読み終えた後の

最高でも最悪でもない

ニュートラルな精神状態

中庸という感じ

 

感想:とっても笑った

敵わない天才さくらももこ

もしかすると、さくらももこ本人は、

「読者を笑かしてやろう〜」と狙って書いているのかもしれない

でも、文章からそんな下心的な気配を感じない

自然体に見えて、知性も感じて、笑えて、読みやすい

 

お手本にしてやろうという考えが浅はかだった

そんな次元では無かった

僕が全く手の届かない領域の文章は、

参考にするなんて恐れ多く

ただひれ伏すしかない

 

本当に残念ながら、さくらももこ氏は

数年前に亡くなっていた

すごい人だと気がついた時には、

いつも亡くなってることが多い

 

あと4冊借りたので、読むのが楽しみで仕方ない


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