僕Life

【読書】"ももこの世界あっちこっちめぐり"を読んで、旅した気分だけでも味わう

 

海外旅行がしたい!

でもどこに行けば良いか分からない

日本語以外は全く話せないし

旅行って一体何をしたら良いだろう・・・

そもそも旅行って何?

 

これくらい迷ってしまって、

よく分からなくなってきたあなたに読んでほしい

 

"ももこの世界あっちこっちめぐり"

 

日々に疲れて、どこか遠くに行ってしまって、

日常を忘れてしまう気分だけでも味わいたい

 

そんなあなたにも読んでほしい

 

さくらももこ先生の

"ももこの世界あっちこっちめぐり"

 

また、さくらももこ作品を読んでしまった

 

とにかく「読みやすい」本

 

2時間くらいですぐ読める

 

もしかしたら2時間もかからないだろう

 

普段、本を読まない人でも余裕だと思う

 

さすがは先生の書いた本である

めちゃくちゃ読みやすい

 

 

先日、借りた本を返すために図書館へ行った

返却だけのつもりが、

ちょっとだけ本棚を物色していると

 

「まだ読んだことないさくらももこ作品だ!」と、

 

この本を偶然にも見つけてしまい、何故か急いで借りた

(公共物なのでここで急ぐ必要は全くない)

(僕の予定が詰まっていたこともない)

 

 

この1冊だけ借りて、慌てるように家に帰ってすぐ読み始めた

そして、あっという間に読み終えてしまった

 

ざっくりとした本の紹介

 

さくらももこ先生が、雑誌「ノンノ」での連載をしていたものをまとめた本であり、

内容は、先生が行きたいとこに行ってやりたい事をする旅行記である

 

観光旅行だけど、雑誌に掲載されるから執筆の「仕事」ではあるようだ

 

そんな仕事羨ましすぎるけど、面白い文章を求められるのであれば

なかなかハードルの高い旅行だなぁとも思える

 

 

さておき、旅行先は下記である

 

スペイン、イタリア、インドネシア、アメリカ(ハワイ含む)、フランス、オランダ

 

それぞれの行き先で、さくらももこ先生が過ごした日々について書かれており、

思わずフフっと笑ってしまう話がたくさん詰まっている

 

この本は、爆笑!というより

クスクス、プププッ、ニヤニヤと笑ってしまう感じだ

 

僕は週末にこの本を読んで、まったりと過ごした

最高の休日の過ごし方をしたと感じた

 

綴られた文字を読んでいるからなのかもしれないが、

「うわーーー海外旅行だーーー!やほーーー!」と

テンションが上がりまくっている様子は無い

 

どこか冷静で淡々としているけど、すごく充実している雰囲気もあって

「がんばりすぎない旅行ができるのが羨ましい〜」と思える

(僕は海外に行ったら体力が尽きるまで楽しもうとしてしまう)

 

一方、本の内容は、あまり僕の記憶に残ってない

ぼんやりと「良い感じの本だったな~」くらいの印象が残り、

とても不思議な感覚になった

 

例えが正しいか分からないが、

めちゃくちゃ美味しい水を飲んで

「どんな味だったの?」と聞かれても答えられない

それくらいアッサリしていて、

スーッと抜けていく、美味しい水のような「本」

 

もう一度読んだら、もっと短時間で読めるだろうし

同様に記憶には刻まれない気がする

 

この後味が残らない文章のおかげで、

週末を「ダラダラした日」として終わらさずに、

「読書して過ごす日」にしてくれた

 

読書=体力勝負

 

と、僕は考えていて、

「本を読むこと」は正直かなり疲れる行動のひとつだ

 

でもこの本は全く疲労感なく、のんびり読めた

 

少し僕の記憶に残っている部分を書くと、

スペインとイタリアは旦那さんの腹痛の話、

インドネシアはナシゴレンを食べる日々で、一番充実してそうだった

時計を買いに行ったフランス、

アメリカは、メインの目的がサブになった、

ハワイは賀来千香子氏がお勧めした島ということだけ、

オランダは何故かとても真剣で倫理的な話が続く

 

記憶があまりにも断片的で、ネタバレも何もない

 

この本を読んで「明日からすぐ何かしら仕事に活かせる技術」は無いだろう

でも「休みの日の一冊」としてこんなに相応しい本は、なかなか出会えない

 

ビジネス本のように脳へ刻みこむ読み方はしなくていいし、

物語のようにイマジネーションを膨らませる必要もない

心のデトックス本である

 

 

もし休みの予定が決まってなくて、

スマホいじってるだけになり、

自己嫌悪に陥りそうなあなたは、

次の休みに図書館に行って、この本探してみてください


-僕Life

© 2024 YAE blog